少し間が空いてしまいましたが、チェコの旅の続きを書こうと思います。
私が今ものすごく注目しているのが、チェコの地方エリアです。何が楽しいって、観光というよりもチェコのライフスタイルを現地の人と楽しめているので、いつもと違った旅の楽しみ方ができたような気がします。
今回ご紹介するのは、ジェチーン(Děčín)にあるブルワリー「Pivovar Nomád」。ブルワリーであり、Pivovarであり、宿泊施設でもある魅力的な場所です。
何も考えず、カメラをもって町や自然を散策し、戻ってきたらビールを飲む。こんな旅も、最高じゃないでしょうか?
Special Thanks!! → チェコ政府観光局
ドイツとの国境に近い街で出会ったブルワリー
プラハの中心街から、約95km北に位置する街「ジェチーン」。
電車で1時間半くらいでいけるこの街は、大自然が広がるボヘミアンスイス国立公園にも近く、色々なアクティビティを楽しめる街でもあります。
ブルワリー巡りで最初に訪れたのが、この街にある「Pivovar Nomád」です。
ビール醸造所(ブルワリー)の目印でもある煙突がなんとも印象的で、小さな町にこの煙突を見つけると「あそこでビールを作ってるんじゃないか?!」とテンションが上がります。
小さなブルワリーほど注目してほしい
チェコの代表的なビール「ピルスナーウルケル」をはじめ、チェコには美味しいビールがたくさんあります。事実、初めて生のピルスナーウルケルを飲んだ時には、その美味しさに驚くばかりでした。
今回は、Nomádのオーナーに話をお聞きしたのですが、チェコのライフスタイルの中に溶け込んでいるビールをもっと楽しむためには「小さなブルワリーほど注目してほいし」とのこと。
生産量が多くなればなるほど、ビールへのこだわりは細部まで行き届きにくくなるだろう。小さなブルワリーは、小さいがオーナーの気持ちがストレートに表現されたビールを楽しむことができる。
私は、彼の話をこんな風に聞き取りました。(ニュアンスが違ったらごめんなさい・・・。)
小さなブルワリーに注目してほしい理由は、想いやこだわり、生産地にまつわる話などオーナー単位で異なるビールを楽しめるということなんだろうなと感じました。
チェコには、ブルワリーと宿泊施設が一緒になっている場所が多いのですが、そこに泊まれるからこそ遠方からも足を運びやすいということなんですよ。ブルワリー巡りで、ブルワリーに宿泊しながら旅をするなんてのも、魅力的な旅になりそうですね!
そんな旅を夢見て、次回のチェコを検討したいと思います。
日本でもクラフトビールが流行っていると思いますが、チェコの中でも「地方のクラフトビール」というのは大注目ですね。そもそも、チェコはビール大国。有名ブランドだけを楽しむなんてもったいないのです!
また、個人的にはビールのラベルもユニークで面白いなと思いました。
茶色いラベルの「Sumer」は、麦芽の香りと柑橘系に近いさっぱりとした苦みが特徴で、カルパッチョやサラダ、白身魚などに合いそうなビール。
青いラベルの「Nebíčko」は、とてもシンプルで飲みやすいビール。癖がほとんどなく、ごくごく行けるので、暑い日に飲みたいビールでしたね。
どちらも、日本ではあまり味わったことのないビールですし、どこかで販売しているわけでもありません。これこそ、現地でしか味わえない貴重なビールなんです!
この日は、朝から営業時間外にお邪魔したこともあり宿泊者や近くの住人はいませんでした・・・。でも、アクテビティを終えてここでビール飲んでそのまま寝れるなんて最高の場所じゃないですか!
現地の普段の様子は、Facebookにて更新中とのことなので、ご興味あればぜひ。
ちなみに、日本人観光客はほとんど来ないとのことです。
ビール好きな方は、地方巡りがお勧めですよ・・・!
メニューの料金はチェココルナになります。日本円換算だと約5倍になりますので、500mlのビールが35チェココルナであれば、175円程度で生のクラフトビールが飲めることになります!
ビールと自然を堪能するチェコの旅
▼2018年のチェコ旅の様子を1日ずつまとめています!
2018年のチェコ旅は、チェコ最大の都市プラハだけではなく「地方都市」をテーマにビールと大自然をレポート。
飛行機の移動も含めて6日間の旅では、プラハを含む6つの街を巡り、プラハ以外のチェコの魅力も発信していこうと思います!
▼Special Thanks!!
今回の旅は、旅費宿泊費の一部をチェコ政府観光局にサポートいただいております。