リベレツから車で20分くらいのところにある「ヤブロネツ・ナド・ニソウ」は、チェコの伝統産業のひとつ「ボヘミアガラス」で有名な町の1つです。
このエリアには、今でもガラス作りの伝統をそのまま継承している照明器具ブランドやガラス製オリジナルビーズなどの製造メーカーがあるそうです。
ちなみに、あの有名な「スワロフスキー」の創業者であるダニエル・スワロフスキーは、実はこの美術館のある「ヤブロネツ・ナド・ニソウ」に隣接する村の生まれ。ハンドカットクリスタルの職人の息子らしいので、自然とボヘミアガラスとの接点も多かったことでしょう。
この町にあるチェコ唯一の「ガラス&ジュエリー博物館」は、七百年の歴史を持つチェコガラスの伝統を学ぶこともできるんですが、何よりガラス細工をはじめとする展示物の美しさに驚きました。
ガラスはあくまでガラス。
宝石とは違いますが、とても素晴らしい世界観を楽しめると思います!
Special Thanks!! → チェコ政府観光局
目次
街並みは変わらず美しい。
ヤブロネツ・ナド・ニソウもまたヨーロピアンな街並みが綺麗で、観光客も少なくのんびり過ごしたくなるような雰囲気が魅力的でした。
この日は、リベレツから車でこの町に入り、午後からさらに移動してチェコを代表する車メーカー「シュコダオート」の工場見学に向かう予定だったので、街歩きも早々に博物館を目指します!
ちなみに、リベレツからヤブロネツ・ナド・ニソウまでは車で約20分程度。
プラハからは、「Praha Florenc」からFlixBusで「ヤブロネツ・ナド・ニソウ(Jablonec n.Nisou)」へ向かうことができます。だいたい1時間ちょっとで着くとのこと。
こんな場所でチェコビール飲みながらピザでも食べたいなぁ。
なんて思って撮影していたら、リベレツからシュコダまで案内してくれたガイドから「急ぐよ!時間ないよ!」ってことで先に進みます。笑
I couldn’t communicate well because of my fault. I’ll study English more…
Thank you for supporting my trip!!
ってことで、最後に記念撮影!実は、シュコダオートからプラハまでの行き方が良くわからなかったので調べてもらったり、シュコダオートのツアーの説明なども色々やってもらいました!
本当にお世話になりました。
建物も魅力的な「ガラス&ジュエリー博物館」へ
この博物館では、七百年の歴史を持つチェコガラスの伝統の背景を学んだり、その作品について幅広く見学することができます。歴史的な宝石や衣服の装飾品のデザイが、時代によって変わっていく様子が面白かったです。
また、建物の中もとってもフォトジェニック。色々な楽しみ方ができる博物館でしたね!
館内を案内してくれたのは、こちらの彼。説明をききながら撮影しながらでかなり長居してしまいましたが、丁寧に説明してもらえたので理解がとっても深まりました。
見どころをピックアップ!
撮影した画像を整理してみたところ、この博物館だけで数百枚にも達してしまいました・・・。
そこで、絶対におさえておいてほしい4つの見どころをご紹介したいと思います。
歴史を感じる
まずは、何といっても「歴史」を感じることから始まると思います。
どのような加工技術で、どのようなモノを作り上げていたのか。その細かいデザインを施す技術が本当にすごいなぁと実感できることでしょう!
また、ガラスのカット技術についても驚くばかりでしたよ・・・!きっと、今以上に時間をかけて加工していたと思うんですが、技術の根本は人が作り上げていたんだと思うとこみあげてくるものがありますね。
「宝石を使えばいくらするんだろうか・・・」というアイテムも、ガラスの加工技術で再現されていました。
プレゼントでもらったガラスのピンバッチが最高に可愛かったので、日本でも使っています!
宝飾品と聞くと女性のイメージが強いですが、男性でも面白い博物館なんじゃないかなぁ。
ビーズを使った宝飾品の美しさ
ガラスやビーズは、宝石ではありません。なので、宝石を使った宝飾品よりも安価に作ることができるのも特徴の1つだそうです。
とはいえ、私たちが知っている「ビーズ」といえば、小学生の時の工作で作ったようなイメージしかなく「可愛いとは思うけど、宝飾品と呼べるのかな?」という疑問は少なくともありました。
しかしながら、ガラスのカットの仕方や表面の加工により「美しさ」を表現できているんですよ。これは本当にすごい。
カットされた面に光が反射することによって色が変わるジュエリー。光が反射していない部分は、深みのある黒に近い色に見えるので高級感も出てきます。
カット技術によって、デザインの表現の仕方が工夫され続けてきたんでそうね。
こちらは、マットな仕上がりのネックレス。撮影の兼ね合いで少し明るくなってしまっていますが、実物は真っ黒なんですよ。深みのある黒を出す技術って本当にすごい。
ガラスボタン欲が高まる!
この博物館で無性にテンションが上がったコーナーが、この「ガラスボタン」の展示でした!
かなり前に作られたボタンのはずなんですが、このデザインで今売ってたら買っちゃうかも・・・。
正直、ボタン単体にそこまで興味はなかったんですが、一気にボタン熱が高まってしまいましたよ・・・!
似たアイテムだと、ピンバッチとかになるのかな?同じデザインでピンバッチ作っても可愛いなぁ。
移り変わるガラス食器のデザイン
年代に分けられたガラスが並ぶ展示コーナーでは、その細かい加工技術と時代の流行なども見れてとても楽しかったです。
気になった食器を撮影しまくったんですが、枚数が多すぎるのでここでは控えさせていただきます・・・!
まとめ
滞在時間は、約1時間半~2時間といった感じでしょうかね。
この博物館に来てから、チェコのお土産として「ガラスの加工品って最高じゃない?」ってものすごく実感しました。
しかも、食器類とかではなく「バッチ」とか「アクセサリー」とか小物が本当に魅力的だったんですよねぇ。リベレツまで行くことがあれば、隣町のヤブロネツ・ナド・ニソウまでぜひ来てみてください!
ビールと自然を堪能するチェコの旅
▼2018年のチェコ旅の様子を1日ずつまとめています!
2018年のチェコ旅は、チェコ最大の都市プラハだけではなく「地方都市」をテーマにビールと大自然をレポート。
飛行機の移動も含めて6日間の旅では、プラハを含む6つの街を巡り、プラハ以外のチェコの魅力も発信していこうと思います!
▼Special Thanks!!
今回の旅は、旅費宿泊費の一部をチェコ政府観光局にサポートいただいております。