この日の工程は、チェコ北部に位置する街「ジェチーン(Děčín)」から、4つのブルワリーとボヘミアンスイス国立公園(チェスケーシュヴィーツァルスコ)を巡り、リベレツ(Liberec)という街を目指すというもの。
すでに、3つのブルワリーと国立公園での散策した後だったので、かなり充実した1日になっているんですが、最後に立ち寄った4つ目のブルワリー「Pivovar Cvikov(ツヴィコフ)」でもチェコ料理とビールを楽しんできました!
Special Thanks!! → チェコ政府観光局
復活したツヴィコフ醸造所
ツヴィコフでのビール醸造の始まりは1560年。72人の農民が小麦ビールと麦芽生産を醸造する特権を正式に与えられたそうです。
1948年に醸造所は国有化されたのち、1968年1月1日に閉鎖。その後、醸造所の敷地は州の農場の管理下に入りました。
2013年、ビール生産の伝統を復活させるために、ニューヨークの起業家が購入。ツヴィコフ醸造所の再スタートに向けて動き始め、2014年に醸造所、レストラン運営がスタートしたそうです!
「チェコといえばビール」というイメージがあるくらい根付いているのに、それでも休止しなくてはいけない状態になるなんて・・・。
ただ、そこからの復活劇もチェコならではなのかなぁ。
さて、店内は広くてものすごく綺麗。いくつかブルワリーを見てきましたが、天井部分の造りがみんな似ているので、ここもブルワリーの一部をレストランエリアにしたようですね。
醸造所ツアーも行っているそうなので、ご興味ある方は公式ページをチェックしてみてください。
地元のレシピに従って作られた伝統的なチェコ料理とビールが楽しめるということで、テンションが上がります・・・!
まずはビールたちを楽しもう。
ビールは大きく5種類ありまして、わかりやすく色が5段階になっています!
一番軽い「Sklář(500ml)」で23チェココルナなので、日本円にすると約115円くらい。同じ量で一番高いビールでも「Sváteční(500ml)」で約150円程度です。
5種類を500mlずつ飲んでしまうと2.5Lも飲むことになってしまうので、飲み比べセットを注文してもらいました!
▼ビールの種類
- Sklář 8°
- Luž 10°
- Hvozd 11°
- Klíč 12°
- Sváteční 13°
まぁ、最終的にはこんな感じでわちゃわちゃしちゃいましたが、個人的な感想としては「Sklář 8°」と「Klíč 12°」あたりが良い感じでした。
サラッと飲めるビールは、比較的どんな料理でも相性が良いのと、のどが渇いているときにクッと飲めます。
ビールの味わいという意味では「Klíč 12°」が好みですね。俗にいう黒ビールのような癖のある味わいとまではいかないですが、程よい味わいが料理との相性も良いと思います。
そして、チェコに来て初めて「コフォラ(kofola)」を飲んだのもこのお店となりました。
私は結構好きなんですが、チェコの方に聞いたところ「好き嫌いは半々くらいだよ」と言っていました。普通のコーラの方が美味しいって。笑
後日談ですが、このコフォラがものすごく美味しかったので、コンビニでペットボトルのコフォラを購入したのですが、美味しくなかったんですよねぇ。
驚きました・・・。
ちなみにですね。このブルワリーではビール樽ごとレンタルできるようで、瓶をたくさん買っていく必要はないとのこと!バーべーキューなどでぜひにとのことでした。
チェコで樽ごとビール用意して、大自然でBBQ!
最高すぎる・・・。
チェコ料理を楽しもう!
ひとしきりビールを楽しんだところで、ビールに合うチェコ料理を注文してみました!
まずは、定番料理のタルタルステーキ。
タルタルステーキといっても、実はお店によって味付けが違うので面白いんですよ!このお店は、ほかのお店よりもみずみずしい印象。焼く前のハンバーグみたいな感じといえば伝わるかなぁ。
海がないチェコでは、淡水魚を使った料理も定番だそうです。ただ、魚料理の種類は少ないそうなので、お肉料理に飽きたら魚料理も食べてみましょう。
魚の臭みもないし、味付けも何の問題もないし、魚料理も侮れないな。メインの魚に対して、野菜が多いのも嬉しいポイント。
皮をカリッと焼いた鶏肉は、ナイフで切ってパンにのせて食べるのが美味。赤ワインと出汁(?)で煮込んだと思われる紫キャベツがいいアクセントになります。
ビールのおつまみには、癖のあるチーズを使ったフライがお勧めですよ。
はんぺんみたく大きな状態で提供されるケースが多かったんですが、このお店では一口サイズになっていたので食べやすかった。
こちら、完全に忘れてしまいましたが「何かの肉」です。
酸味のあるマスタードをたっぷりつけて食べるのが美味しい!らっきょうのようなものは、酢漬けになっていて口の中をさっぱりさせてくれます。
ピクルスに近かったのか、個人的にはこのラッキョウだけでもお酒飲めるかも。
最後に、世界共通で愛されている「ハンバーガー」です。何も言うことはないでしょう!
まとめ
今回、4つのブルワリーを巡ってきたわけなんですが、1日でこんなにまわったからこそ「ブルワリーごとのビールの味わいの違い」を体感できたと思います。
都心部に行けば行くほど「醸造所」ではなく、ビールを仕入れて販売する「ビアバー」が増えてきます。
地方のクラフトビールを楽しみたい方には、絶対にお勧めのブルワリー巡りだと思います!
ビールと自然を堪能するチェコの旅
▼2018年のチェコ旅の様子を1日ずつまとめています!
2018年のチェコ旅は、チェコ最大の都市プラハだけではなく「地方都市」をテーマにビールと大自然をレポート。
飛行機の移動も含めて6日間の旅では、プラハを含む6つの街を巡り、プラハ以外のチェコの魅力も発信していこうと思います!
▼Special Thanks!!
今回の旅は、旅費宿泊費の一部をチェコ政府観光局にサポートいただいております。