ビールと一緒に楽しみたいチェコの定番料理「Smažený řízek (スマジェニージーゼク/スマジェニージーゼック)」の作り方をご紹介します。
オーストリアやドイツではシュニッツェルと言い、日本ではカツレツとして洋食屋などでもよく見る料理の1つです。
今回は、豚肉を使ったカツレツ「Smažený vepřový řízek(スマジェニー ヴェプショヴィ ジーゼク)」を、スーパーマーケットなどに売っている豚ロースを使って作ってみました。
ちなみに「Smažený」=「揚げた」という意味になり、鶏肉のジーゼクは「Smažený kuřecí řízek(スマジェニー クジェチィー ジーゼク)」、チーズフライは「Smažený sýr(スマジェニー スィール)」と言います。
用意するもの
- 豚ロース
- すりおろしたにんにく(適量)
- 塩/胡椒(適量)
- 小麦粉(適量)
- 溶き卵(1〜2個)
- 細かく砕いたパン粉(適量)
- 揚げ油(揚げ焼きも可能)
ジーゼクを作る!
基本的な行程は以下の通りです!
- 豚肉を叩いて伸ばす。
- 豚肉に、すりおろしたにんにく、塩胡椒で下味をつける。
- 「小麦粉」→「溶き卵」→「パン粉」の順に豚肉をくぐらせ衣をつける。
- 揚げる。
作業行程としてはそこまで難しい部分はなく、1度作ってしまえば2度目からは手際良く作れそうです!
豚肉を叩いて伸ばす!
とんかつやソテーなどで使用することが多い豚ロースを、包丁の背の部分で両面を叩いて伸ばしていきます。
冷蔵庫から出した直後だと脂の部分が少し硬いことがあります。力みすぎると怪我をする恐れがあるので気をつけてください。
厚さは半分くらいになり、面積もかなり広がったと思います!(実際に食べた感想としては、もっと薄くてもよいかなと思いました。)
下味・衣をつける!
- 伸ばした豚肉に、すりおろしたにんにく、塩胡椒で下味をつける。
- 「小麦」をつける。
- 「溶き卵」にくぐらせる。
- 細かく砕いた「パン粉」を満遍なくつけ、ギュッ、ギュッと手のひらで押し形を整える。
にんにくはチューブでも可能ですが、すりおろした方が香りと味わいが出ますので、しっかりと味を付けたい方におすすめです。
パン粉については、市販のものを麺棒などで叩いて可能な限り細かくしたものを使用しています。
きめの細かい衣になり、より本場に近づきますので試してみてください!
揚げる!
180℃の油で、揚げていきます。
豚肉は叩いて薄くなっているので、火の入りが良いです!なので、衣がカリッとしてきたら完成になります。
揚げ物用の鍋がない場合には、少量の油でフライパンで揚げ焼きにすることも可能ですので試してみてください。
とはいえ、揚げ物は揚げ物用の鍋で揚げるのが絶対に美味しい!
今回使用しているニトリの「IH両手天ぷら鍋(22cm)」は、購入時 837円(税込)でしたので、揚げ物が多い方は是非。
ジーゼク完成!
にんにく感じるスマジェニー ヴェプショヴィ ジーゼクの完成です。ビールとの相性もよく、嫌いな人はいないでしょう・・・!
衣のサクッとした食感も良いなぁ。衣に、粉チーズなどを混ぜておくとまた違った味も楽しめそうですね!
次は、鶏肉でも試してみようかな。