ピルスナーフェスト現地レポート!ウルケル生誕を祝うビールの祭典でウルケルファミリーと乾杯!

こんにちは!チェコ・プラハで駐在員をしているいながきです。

今回は2022年10月7日、8日にチェコのプルゼニュ市で開催された「PILSNER FEST(ピルスナー フェスト)」に行ってきましたのでレポートします。

今年は、日本人タップスターの野々村さんがフェストに参加されるということで、その点にも注目です!

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ピルスナーフェストとは?

「PILSNER FEST(ピルスナーフェスト)」とは、ピルスナーウルケル社が毎年10月の第一週目の金・土曜日にプルゼニュ市の自社工場の敷地内で開催するビールイベントです。

なぜ10月の第一週かというと、ピルスナーウルケルが1842年10月5日に初めて生産されたことに由来しています。

今年は新型コロナが流行してから初めての開催とあって主催者も広告を出して気合が入っています。

フェスではビール以外にもライブパフォーマンスやフェス期間中限定の特別醸造所見学ツアーも開催されていました。

特別醸造所見学ツアー普段公開していない部分も見学できたそうなのでとても貴重ですが、残念ポイントはチェコ語のみの開催だったようです。

フェス期間中だけでなく通常期間中でも醸造所見学ツアーに参加したい方は事前に予約しておくことをおすすめします。

プルゼニュ駅からフェスト会場へ!

プラハからプルゼニュまでの電車は、通路に立っている人もいるほどの満員状態。

隣にいるウイスキー飲んでるおっさんたちもピルスナーフェストに行くのかな?と妄想しながら電車に揺られること1時間20分、ちょうど12時にプルゼニュ駅に到着しました。

電車を降りると、プルゼニュ駅からウルケル醸造所まで続く道はすごい人!

ウイスキーのおっさんたちもウルケル醸造所に向かっていたので、だよねと思いながらついていきます。

まだ昼だからと気を抜いていましたが、この人手を見てイベントのヤバさを確信。

気を引き締める。

僕が乗ったのは12時前にプルゼニュに到着する電車でたまたま満員でしたが、その前後の時間の電車は前日でも空席が多数ありました。

プラハからプルゼニュまでの電車は結構本数があるので時間にこだわりがなければ前日もしくは当日のチケット購入でも問題ないと思います。

会場の入口では、専用のリストバンドが配布されていました。

このリストバンドにはプリペイド式のタグ(NFCタグ)が入ってまして、あらかじめお金をチャージしておくことで、お支払いはこのリストバンドをかざすだけでOK。

僕はウルケルへの忠誠心と本気度を見せるために1,000CZK(約6,000円)をチャージ。

そしていざ場内へ!

僕は会場入口で1,000CZKチャージしてそれで足りたので再チャージはしませんでしたが、醸造所敷地内のいくつかのポイントでもタグへのチャージをすることができるので、途中で残高がなくなっても大丈夫です。

また使い切れなくて残高が残ってしまった場合も後日ネット経由で自分の銀行口座に払い戻しできるので多めにチャージしておいても安心です。

会場への入退場は自由で無料です。

またライブも無料で鑑賞することができるので、実際にお金がかかってくるのは会場内で購入する食べ物とビールくらいです。

会場の様子

ピルスナーウルケル醸造所の正門(ジュビリーゲート)をくぐって場内に入ると、まず左側に普段はない大きなテントが設営されていて、ここでピルスナーウルケルを飲むことができます。

当日は生憎のくもり空で気温も低めだったけどそれにも負けない熱気!

昼からみなさんエンジン全開!

こちらがテントの内部。ビールを提供しているカウンターもかっこいい!

タンクの銅色は高級感をもたせつつウルケルの緑色が落ちついた雰囲気を出してて、まさに王者の風格って感じです。

メニューはハラディンカで55CZK。ノンフィルター(無濾過)ビールもありました。

さらに会場を進んでいくとフードエリアの中にひと際いい匂いがするお店が。

うおー!なんだこの攻撃力の高いお店は!肉の暴力がすごすぎる!

でも、ピルスナーフェスとの1杯目は野々村さんが注ぐピルスナーウルケルと決めているのでここで飲むわけにはいかないのである。

めちゃくちゃビールを飲みたくなってきているがグッと我慢。

お土産ショップの前にはビアトラックもいました。

日本人タップスターのひとり、小松さんのビアトラックにもはやく会いに行きたいですね。

普段一般人は立ち入ることができないお土産ショップ脇の坂を登ると、ビールを貯蔵するための木樽のコーナーがありました。

ここでは木樽制作に必要な伝統工具や職人の技術を鑑賞することができます。

いよいよ野々村さんのウルケルを飲むぞ!

この門のむこうに野々村さんがいるらしい。

ピルスナーウルケル誕生の地チェコで日本人タップスター野々村さんが注ぐ1杯をいよいよ飲める。自然と背筋が伸びる。さて入っていこう。

あ!野々村さんいた!ちゃんと仕事してる!(失礼)

野々村さんにハラディンカを注文。

パーフェクトハラディンカ到着。泡と黄金の液体が美しい。

ゴクゴクッと一気に半分ほど飲み干す。

うまい。何もかもが最高!

野々村さんとはインスタ等で交流はあったものの今回が初対面だったわけですが、こんなアル中駐在員にも気さくに紳士的に接してくださって、ほんとイケメンでした。

2、3杯目には余裕が出てきて記念のイエーイ!

野々村さんのシフト終了後には日本から来られていたJaponsky pivarさん(@japonsky_pivar)や他の日本人の方たちとNa zdravi!

普段SNSでやり取りしている方たちとお会いすることができて、ウルケルオフ会inプルゼニュみたいで楽しかったです。

他のタップスターの方もみなさん気さくでフレンドリー。

野々村さんがチェコで修行したときの師匠ミレックさんと再開。

チェコと日本、言語と文化を超えてピルスナーウルケルで繋がった師弟関係、いいですね。

ピルスナーウルケルが誕生した1842年にちなんで18:42にはメイン会場でカウントダウン。

この日最高潮の盛り上がりに!

見ず知らずの人達とNa zdravi!!

たかがビールされどビール。

ピルスナーウルケル以外でここまで生産者、注ぎ手、消費者がひとつになれるビールは世界中にないと思う。

ピルスナーウルケルがつなぐ輪、すばらしい!

ぜひチェコ・プルゼニュのウルケル醸造所でタップのピルスナーウルケルを味わってみてください。

– Special Thanks!! –

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いながきGuest Writer
プラハに駐在する日系メーカーの会社員で担当は中欧・東欧の技術サポートをしています。チェコビールの素晴らしさをTwitterやInstagram、ブログで発信中。好きなビアスタイルはNEIPA。
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