念願のピルスナーウルケル醸造所へ。
ピルスナーウルケル(以下、PU)は、世界最古の黄金色のビールであり「ピルスナーの元祖」と言われているビールで、175年以上に渡って同じ醸造所で造られています。
「1度は、行っておきたい!」と思い数年、やっとこの地に来ることができました!
そして、1度体験したらもう1度来たくなるような場所でしたねぇ。
今回は醸造所見学ツアーに参加し、そのあとはプルゼニュの街でPUを楽しんできましたよ。最高なひとときでした。
本記事では、醸造所の敷地内の様子やツアーについてご紹介したいと思います!
プルゼニュ本駅から歩いてすぐ!
プルゼニュ本駅から、徒歩6〜7分のところにあるピルスナーウルケル醸造所。
途中の歩道橋からは、PU缶のタブのあの門が・・・!
醸造所と聞くともっと奥まったところにあるようなイメージでしたが、駅からすぐの大通りと川に挟まれた区画にありました。
プルゼニュ本駅まで来てしまえば、本当にすぐ!飲食店が集まる中心街へも徒歩で行けますし、ギュッと観光スポットが密集してくれているので動きやすかったです。
▼プラハからプルゼニュまでの行き方はこちら
ピルスナーウルケル醸造所へ!
醸造所見学ツアーに参加するにはツアーチケットの購入が必要になりますので、事前に公式ページから購入しておきましょう!
醸造所がある敷地内へは自由に出入りができるようで、敷地内にあるレストラン、スーベニアショップなどへも入ることができます。なので、ビールだけ飲みにきたりお土産だけを買いに来ることも可能。
ただ、観光できていたら見学ツアーはセットの人がほとんどかな?
「PILSNER URQUELL BREWERY TOUR」は、2022年8月現在で CZK 300(約1,652円)。
日本語ツアーはありませんのでご注意ください。(対応言語:CZ,DE,EN,RU,FR)
基本的には英語のツアーに参加する方が多いと思いますが、時期によってはチェコ語と英語のツアーしか行っていなかったことも。
購入時には、一応気をつけてみてください!
また、現地には日本語ガイドが置かれていますので、読んでおくと話がスムーズだと思います。
ツアー開始までは敷地内で撮影しまくりました・・・!
醸造所見学ツアースタート!
集合場所は、こちらの建物の中になります。(日本語ガイドもこの中に)
建物の中に入り進んでいくと受付カウンターがありますので、予約画面を提示しましょう!
チケットと交換してくれます。
「10分前くらいになったら近くにいてね!」という感じで、時間になると急にツアーがスタートするので気をつけてくださいね!
そして、注意点が2つ。
- トイレは、基本的にはツアー開始前までに済ませておくこと。
- 寒がりの方は、羽織を1枚用意しておくのがお勧め。
ツアー中はトイレ休憩のようなものはありませんでした。お願いすれば案内してくれると思いますが、ツアーの妨げになる恐れもあるので、事前に済ませておきましょう!
また、ツアーの最後に行く地下室は夏場でもかなり冷え込みます。無濾過のPUの試飲もできますので、寒さ対策はしておくと良いかと。
さぁ、ツアースタート!
まずは、PUの歴史について。
次に、建物から出て醸造所へ向かいます。
スーベニアショップについては、ツアーの最後に必ず寄るようなコースになっていますので、最後にまとめて購入するのがお勧めですよ。
以下、写真多めに醸造所見学ツアーをご紹介していきます!
ビールは、麦芽をお湯に投入し撹拌させ、いくつかに分けて何回も煮沸しながら甘い「麦汁(麦芽糖)」を造っているそうです。(糖化)
PUは、この古典的な糖化方法を3回繰り返しています。(トリプルデコクション)
仕込み時間短縮や収率を上げるためにトリプルデコクションを行なっていないブルワリーの方が多い中で、現在でも味にこだわり変わらぬ製法でビールを造り続けています。
PUの味わいは、トリプルデコクションによる麦芽由来の甘みと、ジャテツ産ホップ由来の苦味が調和が非常に重要とのこと。
「ジャテツ(チェコ語)」は、日本では「ザーツ」という名前の方が有名ですね!ぜひ、これを機に覚えておいてもらえたらと。
ビールとホップの聖地とも呼ばれ、ボヘミア地方で最も保存状態良い王家の町とも言われているジャテツの旅もぜひチェックしてみてください!
ここからは地下に入ります。実際にビールを発酵させたり、保管しておいたりする場所になり、とっても涼しい!
中は迷路のようになっており、
「はぐれると、多分帰って来れないよ!本当に迷ったら、水をたどるように。笑」
と案内がありました・・・!
そして、いよいよ「無濾過ビール」の試飲です!地下の貯蔵樽から直に注がれた、正真正銘の出来立てビール!
樽から直接注いでもらったビールを片手に、奥にある試飲室へ向かいます。
「Na zdraví!」と元気にみんなでやるかと思いきや、意外とみんな普通!そして、淡々と・・・!
チェコ人がいないからそうはならなかったのかなぁ。残念です。笑
試飲中は自由時間となっており、皆が飲み終わるまで待機となります。なので、色々な場所で撮影可能でした!
ただし、離れると本当に迷ってしまうのでお気をつけて。
最後に、昔はここに氷を落とし地下室全体を冷やしていたという場所を見学し、長い通路を進んでスーベニアショップへ。
最後にお土産屋を通過するというこの手の流れには乗らない私ですが、熱量が上がってしまい色々と買ってしまいました・・・!
まとめ
ピルスナーウルケルが好きであれば、絶対に立ち寄って欲しいピルスナーウルケル醸造所。
プラハからもそこまで遠くはなく日帰りも可能なので、ぜひ体験してほしいですね。
もちろん、日にちが許すのであれば1泊するのも良いと思います!
醸造所見学をし、街でビールを飲んで1泊。次の日の朝、プラハに帰るのも良いですね。
さて、チェコ旅はまだまだ続きます!