1142年に設立された美しく歴史的な修道院の中にある「ストラホフ修道院醸造所(Klášterní Pivovar Strahov)」へ。
この修道院では600年以上ビールを作り続けており、2000年より「Sv. Norbert」の醸造をスタート。醸造所のレストランと中庭では、世界中のビール愛好家がこのビールを楽しんでいるそうです。
ストラホフ修道院醸造所のビールは、コクのある味わいが特徴的で「Amber Lager」「Dark Lager」「IPA」の3種類の無濾過・無殺菌のビールを一年中提供しています。
特に「Sv. Norbert Amber Lager」は、ストラホフ醸造所の主力ビールで、生産量の 70% を占めているんだとか!
歴史ある修道院の敷地内で、美味しいビールを楽しんでください。
歴史ある修道院「ストラホフ修道院」へ
最寄り駅は、トラムの停留所「Pohořelec」になります。
ストラホフ修道院の敷地内にいくつか施設があるので、Googleマップなどを使用するときは「ストラホフ修道院醸造所」で検索するとスムーズです。
また、「プラハ城・正門(東門)」からは、徒歩10分程度。
旧市街広場からカレル橋を渡り、プラハ城(正門)を経由してストラホフ修道院醸造所を徒歩で目指しても1時間くらいで歩けてしまいます。
スケジュールに余裕があり、散歩が好きな方はプラハ散策の流れで立ち寄ってみるのも楽しいと思います!
緑豊かで魅力的な建物が建つ敷地内。
敷地内は自由に出入りすることができますので、ビールを飲まなくてもカメラ片手に楽しめると思いますよ!
そして、ストラホフ修道院といえば、非常に豪華で美しいと人気の「ストラホフ修道院図書館」が有名ですよね。
図書館は有料になってまして、大人は150CZK。写真撮影をしたい方は「Photo permission(50CZK)」となっています。
入場料や撮影代が修繕費用や維持費になっていると思えば、安いものですね!お時間がある方は、ぜひ見学してみてください。
ストラホフ修道院醸造所へ
ストラホフ修道院醸造所に向かうと、まず目に入ってくるのがこのテラス席!天気が良い日は、空と木々を見ながらビールを楽しむことができます。
テラス席でよければ、空いている席があったら座ってしまいましょう!レストランの中で飲食をしたい場合には、中にいるスタッフに一声かけてみてください。
今回は、テラス席でビールを飲みつつ建物の中を少しみただけだったので気がつかなかったのですが、なんと席数は600席ほどあるそうです!
もともと醸造所の発酵室だったスペースはタップルームやオープンキッチンがあるビアハウスに。そのほかにもステージ付きホール、クロークなども完備した2階建てレストランなどがギュッと集まっていました。
ビールとチェコ料理を
この日のストラホフ修道院醸造所のビールは5種類!
一番左りの「ANNIVERSARY LAGER」のみ売り切れでしたが、それ以外は飲むことができました。
アルコール度数は、日本の大手ビールメーカーのビールとほぼ同じくらいですかね。アルコールがキツくて飲めないというものはありませんでした。
※メニューは、チェコ語表記と英語表記があります。
「Sv. Norbert Amber Lager」は、冒頭にも書いた通り生産量の70%を占める看板ビール!苦味もしっかり感じつつ、それでいて飲みやすさもあるビールでした。
苦味の指数である「IBU」で見てみると「35」という数値になります。
調べてみるとアサヒスーパードライが「16」くらいなので、数値的には倍以上ですね!
ただ、ビール全体のバランスも重要で「スーパードライは苦くて飲めないけどこのビールは飲める!」みたいなケースもあるので、気になる方は試してみてください。
黒ビール好きな方は「Sv. Norbert Dark Lager」もどうぞ。
もっとも受賞歴のあるビールとのことで、ファンも多いはず!
お腹いっぱいで料理はあまり食べられませんでしたが、ガッツリお肉料理などもあるので色々楽しんでみてくださいね。
空を見ながら中心街へ
帰りは、裏の出口から歩いて帰るのもおすすめです。
少し高台になっているのと、近くに高い建物がないので景色を楽しみながら散歩できると思います!
修道院のビールを楽しもう
当時の生水はそのまま飲める状態ではなかったそうで、その水の代わりに造られたのがビールだったらしい。
ビールであれば、生水よりも安全かつ保存性も高くなる。水分を確保するための1つの手段だったということですね。
色々な時代背景を思い浮かべながらいただく1杯。試してみませんか?