チェコの食文化といえば「ピルスナー・ウルケル」や「グラーシュ」ですよね?
もちろんそれも最高ですが、実は現地のジェラートやアイスクリームもすごく人気なんです!
火付け役と言われる「Angelato」などが2007年頃にオープンして以来、こだわりのお店が徐々に登場。2015年からは「アイスクリーム・フェスティバル」まで開催されるほど、プラハにはアイス文化が根付いているようです。
その後、無添加や手作りにこだわった専門店が続々とオープンし、今では観光客だけでなく地元の人々にも欠かせないものとなったのではないでしょうか。
今回はそんなプラハの「甘い日常」と、実際に食べて感動した3つのお店をご紹介します。現地で役立つ「注文の裏技」もシェアしますね!
目次
プラハで一番有名な「Angelato」

まず最初に訪れたのは、プラハで「美味しいジェラート」と検索すれば必ず名前が挙がる「Angelato(アンジェラート)」。
「えっ、並ぶの?」と一瞬ひるみましたが、地元の人から観光客までみんな笑顔で待っているのを見て、「これは絶対に美味しいに違いない」と確信して列に加わりました。


店内に入ると、外のクラシックな街並みとは打って変わって、モダンで可愛らしい空間が広がっています。
天井からはカラフルな折り鶴が吊るされていて、とってもフォトジェニック!
並んでいる間も「どのインテリアを撮ろうかな?」とワクワクさせてくれるお店です。
Angelatoは、遊び心とクオリティを追求しており、季節によってはパルメザンチーズ、アボカド、オリーブ、さらにはイラクサ(Kopřivová)といった型破りな組み合わせも提供しているそうです。
これらのソルベはグルテンフリーでヴィーガン対応とのことで、フレーバーの多様性が非常に豊かです。

注文したのは「お米(Rýže)」と「ピスタチオ」のジェラート。
口当たりが驚くほど滑らかで、素材の味がとにかく「濃い」んです。そして優しい甘さが最高ですね。
積み上げられたワッフルコーンもサクサクで、濃厚なジェラートとの相性が抜群でした。
それにしても、まさかチェコでお米のジェラートが食べられるとは思ってもいませんでした!
ジェラートのベースとなる新鮮な全乳とクリームは、南ボヘミアにある家族経営の酪農場から仕入れているそうです。
マダガスカル産バニラやシチリア産ピスタチオといった国際的な最高級素材を使用しつつも、チェコのローカルな酪農の質に支えられている点が、Angelatoのジェラートの「濃さ」の秘密だと感じました。
ペトシーンの丘の散策帰りに立ち寄れる場所(Újezd店)にあるので、休憩スポットとしてもおすすめですよ。
Angelato MŮSTEK・ÚJEZDの2店舗は、1月〜2月頃に休業期間があるようです。(その他の店舗は通年営業)※公式ページをチェック
地元っ子に混ざって一休み。「Amato」とGoogle翻訳の旅


続いて訪れたのは、グレーのシックな外観に黄色いオーニングが目印の「Gelateria & Caffé Amato(アマト)」。
こちらは観光地の喧騒から少し離れた「レトナー地区(Praha 7)」にあり、地元の家族連れやカップルがのんびりとジェラートを楽しんでいる、とても居心地の良いお店です。
チェコ語メニューも怖くない!Googleレンズが旅の必需品
さて、ローカルなお店で一番ハードルが高いのが「メニューが読めない問題」。
英語併記があったとしても、筆記体だとパッとわからないですし、チェコ語なら尚更わかりません。
そこで大活躍したのが、Googleアプリの「翻訳(レンズ)」機能です!


スマホのカメラをショーケースにかざすだけでOK!
正直、誤訳もあるんですが、メニューを確認するだけなら十分すぎる精度です。
これなら「頼んでみたら思ってた味と違った!」という失敗もしませんし、何より「これってこんな意味なんだ!」と知るのが楽しくて、注文までの時間も楽しめますよね。
爽やかなレモンとミントのジェラート

注文したのはこちらの「レモンとミント」と「ココナッツ」のジェラート。
口に入れた瞬間、レモンの酸味とミントの清涼感たまりません。そして、ココナッツの程よい甘さで美味しかったです!
他のフレーバーもものすごく気になりますね。
名前も知らない「アイスクリーム屋さん」ですら美味しい

最後にご紹介するのは、待ち合わせでふらりと立ち寄ったアイスクリーム屋さん。
プラハの街中には、こういった小さなジェラートスタンドやカフェが至る所にあります。
ビールやチェコ料理となると1店舗ずつ全部まわるのは大変ですが、ジェラートやアイスクリームならスモールサイズでたくさん楽しめます!
気になるお店はぜひ味見してみてくださいね。チェコのスイーツをご堪能あれ。
まとめ
ビール大国チェコで見つけた、予想外の「甘い誘惑」。
プラハの美しい街並みを眺めながら食べる絶品ジェラートは、ビールとはまた違った幸福感を与えてくれました。
言葉がわからなくても、Google翻訳さえあれば大丈夫。
みなさんもプラハを訪れた際は、ビールグラスを一度置いて、ジェラートコーンを握っていてはいかがでしょうか?(暖かい季節推奨…!)
今回紹介したお店の場所
1. Angelato(アンジェラート)Újezd店
ペトシーンの丘のケーブルカー乗り場近くです。
2. Gelateria & Caffé Amato(アマト)
レトナー公園の近く、地元っ子に人気のエリアです。

















