プラハの石畳を歩き疲れたとき、無性に甘いものが欲しくなることってありませんか?
チェコといえば、ビール好きにはたまらない「ビールの国」ですが、実は地元でも人気の高い「ジェラート」の名店があるんです。
その名は「Angelato(アンジェラート)」。
「アイスクリームに近道なし(No shortcuts!)」を掲げ、素材と製法にとことんこだわったこのお店。今回は、プラハに行ったら絶対に立ち寄りたい、この大人気ジェラート店の魅力を深掘りしちゃいます!
目次
プラハで行列ができるジェラート店「Angelato」とは?

「Angelato」は、2007年にスタートした家族経営のアイスクリームメーカーです。
プラハ市内を歩いていると、「Zmrzlina(ズムルズリナ=アイスクリーム)」の看板をよく見かけますが、その中でもAngelatoは別格の人気を誇るようですね。
その人気の秘密は、なんといっても「品質への徹底的なこだわり」にあります。
「近道なし(No shortcuts!)」の哲学

Angelatoが大切にしているのは、新鮮さ、多様性、そして創造性。なんと、毎日手作業で少量ずつアイスクリームを製造しているんです。
- 完全無添加: 人工保存料、香料、着色料、既製品のペーストなどは一切不使用。
- 素材へのリスペクト: 南ボヘミアの家族経営牧場から届く新鮮なミルクやクリームを使用。
- 世界各地の厳選素材: マダガスカル産バニラ、シチリア産ピスタチオなど、本物の味を追求。
私たち日本人も「職人のこだわり」には弱いですが、チェコの人々もこういった「正直なものづくり」をとても大切にしているんですよね。
南ボヘミアのミルクを使っているあたり、地産地消への愛も感じられてとても魅力的です。
野菜にチーズ!?想像の斜め上を行くユニークなフレーバー
Angelatoに行ったら、ぜひ試してほしいのが「季節限定」や「変わり種」のフレーバーです。
彼らは「創造性(CREATIVITY)」においてもプラハ随一を自負しており、毎月新しいフレーバーが登場します。
旬を味わう「季節のソルベ」
チェコは四季がはっきりしており、人々は「旬」の食材をとても大切にします。
夏にはイチゴやラズベリー、アプリコットといったフルーツはもちろん、なんとキュウリ、ルバーブ、イラクサ(!)といった野菜やハーブを使ったソルベまで登場することも。
「え、野菜?」と思うかもしれませんが、これが驚くほどさっぱりしていて美味しいらしんです。ビタミン豊富で低カロリーなので、旅の食べ過ぎもリセットできるかも…?
冒険者求む!驚きのユニークフレーバー

「普通の味じゃつまらない」という方には、以下のようなフレーバーも用意されています。
- パルメザンチーズ
- オリーブ
- アボカド
- お米(Rice)
- ラベンダー
パルメザンチーズのアイス…ワインやビールにも合いそうですよね。もちろん、王道のチョコレートやバニラも絶品の気配…!
ちなみに、ソルベ系は乳糖不使用(ラクトースフリー)で、グルテンフリーやヴィーガン対応のメニューも豊富。誰もが楽しめる優しさも嬉しいポイントです。
この時、私がいただいたのは「お米」と「ピスタチオ」。お米のジェラートには本当に驚きましたし、ピスタチオはここ数年で食べたピスタチオの中でも、よりピスタチオを感じる絶品でした!
まとめ
「ただのアイスクリーム」と侮るなかれ。Angelatoのジェラートには、チェコの職人魂と、素材への深い愛情が詰まっています。
プラハを訪れた際は、ぜひこだわりの味を楽しんでみてください。
次行く機会があったら、南ボヘミアのミルクを使ったクリーム系と、季節のフルーツソルベの「ダブル」を注文してみたいところです!
散策の合間に!プラハ市内の店舗とアクセス
現在、Angelatoはプラハ市内に4店舗を展開しています。
観光の合間に立ち寄りやすい店舗と、少しローカルな雰囲気が楽しめる店舗がありますので、スケジュールに合わせて選んでみてくださいね。
※MŮSTEK店とÚJEZD店が1月と2月に休業するようなのでご注意ください。
1. Angelato MŮSTEK
観光のど真ん中!旧市街広場からも近く、アクセス抜群です。
- 住所: Rytířská 27, 110 00 Prague 1
- 特徴: 観光客で賑わうエリア。夏の夜は22時まで開いているので、ディナー後のデザートにも最適。
2. Angelato ÚJEZD
ペトシーンの丘の麓にある店舗。ケーブルカーに乗る前や、マラー・ストラナ地区の散策ついでにピッタリです。
- 住所: Újezd 24, 118 00 Prague 1
- 特徴: 近くの公園で、緑を眺めながら食べるのがおすすめ!
3. ローカルエリアの店舗(BŘEVNOV / DEJVICE)
「もっと現地の暮らしを感じたい」という方は、プラハ6区の2店舗へ。
- BŘEVNOV(ブジェヴノフ): ブジェヴノフ修道院の近く。静かな住宅街で落ち着いた雰囲気です。
- DEJVICE(デイヴィツェ): 大学などがあり、洗練されたカフェが多いエリア。
【ご注意】記事内の情報について
本記事は、執筆時点での公式サイト情報と筆者の現地での体験をもとに作成しています。Angelatoのジェラートは旬の素材を使用しているため、季節や日によって提供されるフレーバー(野菜やチーズ味など)は異なります。また、営業時間や定休日は変更となる場合がありますので、訪問前に必ずAngelato公式サイトまたは公式SNSにて最新情報をご確認ください。

















