チェコの伝統的なパン「クネドリーキ(knedlíky)」を作ってみました。
グラーシュや肉料理に添えられることが多いクネドリーキは、日本では珍しい「茹でて作るパン」です。ベーグルは焼く前に茹でる工程があったりしますが、茹でるだけのパンってあまり聞かないですよね。
クネドリーキにも種類があるようで、私がチェコで食べたものはクネドリーキの中に刻んだパンが入っていましたよ!「パン in パン」になりますが、食感も変わり美味しかったです!
ちなみに、チェコではチルドのクネドリーキの生地が売っているそうで、わざわざ家で作らないことも・・・!
日本ではそうもいかないので、グラーシュにあわせるために作ってみましたよ。
用意するもの
- 薄力小麦粉:250g
- ドライイースト:9g
- 牛乳:120ml
- 塩:小さじ1/3
- 砂糖:小さじ1/2
- 卵:1個
小麦粉は強力粉とミックスするレシピが多かったのですが、正直そんなに小麦粉の種類をそろえても使い道が少ないので、今回は薄力粉のみで作っています!
また、生地にスパイスを入れると香りや味わいが変わるのでアレンジしたい方はぜひ。
基本的には茹でるだけ!
料理工程は、パン生地を作り茹でるだけです。難しいこともないのですが、作ってみて気づいたことなどと合わせてご紹介したいと思います。
まぜる。
- ドライイースト
- 牛乳:120ml
- 塩:小さじ1/3
- 砂糖:小さじ1/2
- 卵:1個
これらをまぜていきます。
初めにドライイーストを入れ、人肌程度に温めた牛乳とあわせます。ある程度まぜたら、残りの材料を入れて混ぜ合わせます。
小麦粉を投入
小麦粉は、1回で入れるのではなく数回(4回くらい)に分けて入れて切るようにまぜてください。
寝かせる。(40分)
小麦粉を混ぜ合わせたら、パン生地の完成です!
ボールに入れたままで大丈夫なので、布巾などを上からかぶせ40分寝かせます。
40分後がこちら。なかなか膨らみました!
部屋の温度が低いと膨らむのに時間がかかることがあります。40分を目安に、あまり膨らんでいないようでしたらもう少し時間をかけてみてください。
整形する。
クネドリーキは、茹であがったら輪切りにしてグラーシュなどに添えます。
なので、棒状に整形します。
注意点としては「鍋に入るサイズにする」ということでしょうかね。しっかり茹でないと中まで熱が通らないので気を付けましょう!
茹でる。(片面8分)
鍋にお湯を沸かし、沸騰したらパン生地をいれます。
パン生地は浮き上がりますので、8分ずつ両面を茹でていきます!ただ、ゆで時間は太さにもよるので8分を目安に調整してください。
「ギリギリ茹でられるな!」と思っていたら、徐々に膨らみ始め鍋から出てしまいそうになったので・・・。
鍋を2つ稼働。
ゆであがったら、串や楊枝を刺して生地がくっつかないかチェックしてみてください!
糸で切る。
包丁でも切れますが、糸だととってもきれいに切れます!
クネドリーキの完成!
完成したクネドリーキがこちら!
ちょっと太かったのか8分ずつでは生地が茹で上がらなかったので、合計15分ずつ茹でました。思っていたよりもギュッと密度があり「肉まんの外側」みたいな感じですね!
これ自体には味はつけていませんので、しっかりとパンになっていればOKです。グラーシュにつけて食べるとしましょう。
ちなみに、クネドリーキは冷凍保存が可能です。
厚さ1.5cmくらいに輪切りにし1個ずつラップでくるんで冷凍しておくと便利ですよ!温めるときは、レンジで500W1分~2分程度温めれば美味しく食べることができました。
さて、次はグラーシュを作りたいと思います!