サワークリームの酸味と、ディルの香りが特徴的なチェコ料理「クライダ(Kulajda)」を作ってみました!
クライダのレシピについて調べてみたところ、その種類は様々。チェコでは地域やご家庭によってクライダのレシピが変わってくることもあるそうで、ブイヨンを使うクライダ、ブイヨンは使わずにキノコの味を生かしたクライダなどあるそうです。(ちなみに、チェコ語のレシピ動画を見てみると、ビーフストックを使っているケースが多かったです)
つまり、決まりはないのです・・・!
美味しければOK!最高ですね。
とはいえ、ベースがないと作れないので、今回はチェコ政府観光局から提供してもらったレシピをベースに作ってみましたよ。
キノコが大好きな方にはお勧めのスープです!
レシピ提供:チェコ政府観光局
目次
食材一覧
今回使用した食材は以下の通りです。公式レシピの食材をベースにしていますが、量や調理工程が少し違います。
【クライダ】
- マッシュルーム:6個(通常の倍くらいのサイズ)
- バター:50g(スープ用)
- バター:50g(最後に加える用)
- 小麦粉:大さじ2
- 水:約500ml(ジャガイモを茹でる用)
- ジャガイモ:250g(大きめ1個)
- クミン:適量(ジャガイモを茹でる際に使います)
- ローリエ:1枚
- サワークリーム:80g
- 生ディル:3本
- 塩、コショウ
- 白ワインビネガー(味付け用)
- ※牛乳(少量)
【ポーチドエッグ(添える用)】
- お酢:お湯1Lに対し、大匙1~2杯
- 卵:人数分
たぶん、日本では味わったことがないスープになりますので、初めて食べる方は正解がわからなくなることも。なので「サワークリームの酸味」「ディルの香り」「きのこの風味」のバランスがお好みになれば、それが正解だと思っています!
公式レシピでは「サワークリームまたは生クリームを200ml」と書いてありますが、サワークリームを使用する場合、80gでもかなり酸味を感じますので「足りなければ後で追加する」というのがおすすめです!
クミン・ローリエなどは、必須ではありません!ディルは必須!
クライダを作ろう!
スープの色は、マッシュルームの種類(ブラウン/ホワイト)に依存します!今回は、ブランマッシュルームを使用しているので少し茶色くなっています。
ジャガイモを「クミン」と「塩」で下茹で
大きめのジャガイモ1個を、角切りにして「クミン」と「塩」で茹でます。
水は、ジャガイモが浸るくらい。
煮汁は、スープで使います。
一緒にマッシュルームも切っておきましょう。
別の鍋で、ホワイトソースを作る
溶かしたバターの中に小麦粉をいれ、焦げないように弱火でよく混ぜていきます。
牛乳(または水)で、のばしてローリエをいれます。
食材を入れる!
下茹でしたジャガイモと、茹で汁約300mlをあわせていきます。
あくが出る場合がありますので、気になる場合は取っておきましょう。
次に、スライスしたマッシュルームをいれます。
塩とコショウを加え、ジャガイモとキノコが柔らかくなるまで15〜20分間煮込みます!
ディル、サワークリーム、バターを入れる
食材が柔らかくなったら、最後にディル・サワークリーム・バターを入れ全体になじんだら完成です!
ポーチドエッグ
ポーチドエッグは、参考に動画をご紹介します。
これがなかなか難しい・・・!
おまけ:ブランボラーク
スープだけじゃ物足りないなと思い、ブランボラークも作ってみました。
やはり、これがあるだけでビールが進んでしまいます・・・!
クライダ完成!半日煮込むとよりなじみます。
スープをお皿にいれ、ポーチドエッグとディルをそえたら完成です!
出来立てだと、サワークリームの酸味が少し目立ちます。少し時間を置くと、酸味とディルの風味がよくなじみ、バランスが良くなったように感じます。
時間がある場合には、少しなじませる時間があっても良いかもしれません!
自宅でチェコナイト。
会社勤めだと、チェコ旅行なんて年に1回行けるか行けないかという状況です。チェコ料理とチェコビールで、チェコへの想いを馳せたいと思います!