チェコ共和国を代表する時計メーカー「PRIM(プリム)」のヴィンテージ時計を購入しました!
プリムは、1949年から製造がスタートしたと言われており、1957年に「端整」という意味を持つ「プリム」というブランド名で商標登録をしたそうです。
プラハの旧市庁舎の天文時計は1410年から時を刻み始め、修復を重ねて動き続けています。チェコ共和国はクラフツマンシップの精神が根底にあり、その伝統をプリムも受け継いでいるんだとか。
こういった話もあり、プリムのヴィンテージ時計に興味を持ったんですよね。
そして、念願の購入へ!
目次
MAIの店舗で購入!
今回購入したのは、チェコ雑貨の輸入卸販売を行っているマインドアーチスツインターナショナル(以下、MAI)。
店舗で商品やカタログを見せていただき、予算なども考慮して気に入った1本を購入してみました。
今回購入したヴィンテージ時計は、80年代のスポーティなデザインの時計「PRIM SPORT」というライン。
この時計は、チェコの Nové Město nad Metují(ノヴェー ムニェスト ナド メトゥイー)という町からMAIのオーナーが手持ちで日本へ運んできた1品だそうです。
日本でも有名な「わが祖国」第2曲の「ヴルタヴァ(モルダウ)」を手掛けた作曲家「Bedřich Smetana(ベドジフ・スメタナ)」もこの町に住んでいたことがあり、初期作品はこの町で作
られたそうで町の広場には彼の像があるそうです。
「日本人観光客はもちろん、プラハ在住の多くの日本人ガイドさんたちもあまり行くことのないエリアでこの時計を見つけ運んできました。末永くご愛用いただけましたら幸いです。」
と、オーナー。
ヴィンテージ品という魅力はもちろん、インポーターの想いがある商品というのは特別感が増しますね!
時計のベルトは、状態が良くない場合には交換してくれます。
スポーティなデザインの時計だったんですが、私の服装との組み合わせを考えつつ経年劣化も楽しめるように、NATOタイプの皮ベルトを探してもらいました!
満足度の高い1品に仕上がって良かったです。
購入価格は、1.8万円(税抜き)。
※同じ時計でも、状態や希少性で価格が変動しますので詳細はMAIにご確認を。
ヴィンテージ時計の魅力
現行品ではないので、形や色合いなどが良い意味で古めかしいと言いましょうか。現在ではあまりみない独特な雰囲気に魅力を感じています。
また、機械式の手巻き時計なので、ゼンマイを巻いておかないと止まってしまいますし手間もかかります。しかし、そのひと手間を楽しむというか。
そして、冒頭にも書きましたが、チェコ共和国のクラフツマンシップの精神と伝統を受け継いだチェコのメーカーの時計ということも心動かすポイントでした。
歴史的にも興味深い国ということもあり、そこで作られた機械式の時計にとても興味が湧いたという形です。
新品で美しい時計も魅力的ですが、傷がつき少し使い古されている雰囲気も魅力的なんですよね。
誰かが丁寧に使っていたからこそ今でも動いているこの時計を、MAIでちゃんと整備してくれた上で手元に届けてくれるので、この時計はまだまだ生き続けます・・・!
ヴィンテージ時計の使用上の注意
購入にあたり、取扱いついていくつか質問していたので、その内容をまとめておきます!
優しさで長生きさせる
今回購入した時計は「手巻き時計」。
優しく巻上げていくことで、ゼンマイの寿命は延びます。
また、ゼンマイをいっぱいまで巻き上げていくと「巻き上がった手ごたえ」があります。無理に巻きすぎると故障の原因になるので気をつけましょう。
防水性について
製造年次第ではありますが、多くのヴィンテージ品の防水性は「日常生活防水」程度となります。
雨や汗、手洗いの水がかかるくらいはOK。時計が浸水するなど水に覆われる状態はNGとなります。
磁気に注意する
時計は、磁気を帯びると精度が劣化していきますので、磁気製品に近づけないようにしてください。
パソコンや携帯電話、音響機器、テレビなど家電全般、革製品の留め金、磁石など、磁気を持った製品が身のまわりにたくさんあると思います。
少しだけ普段の生活の中で気を使うことで、長く愛用することができるとのことです!
修理(オーバーホール)について
基本的には、何かあればMAIに相談すればOKとのこと!
時刻表示の遅れが顕著になりはじめたら内部の油切れの可能性が高いので、その際はまず検査依頼の連絡をくださいとのことでした!
チェコの「良いもの」を身につけよう!
チェコを好きになるきっかけはビールでしたが、知れば知るほどチェコの魅力を実感してきますね。
せっかく見つけた手巻き時計なので、長く愛用していきたいと思います。