チェコのガラスボタンは日本でも購入できますし、チェコ本国に行けば豊富なデザインのボタンを購入することができるでしょう!
特に、チェコの伝統産業のひとつであるボヘミアガラスで有名な町「ヤブロネツ・ナド・ニソウ」まで行けば、ガラス・ガラスボタンの工房やチェコ唯一の「ガラス&ジュエリー博物館」などもあり、その世界観を楽しむことができます。
今回ご紹介するのは、日本ではあまり見ることがない「加工サンプル(台紙付き)」です!この状態で見つかることが少なく、当時の品番や卸価格なども書いており面白いんですよ。
バラしてボタンを使用するというよりは「コレクション」としての価値の方が高そうです・・・!
加工サンプルの台紙が楽しい。
新しいものから古いものまで色々あると思いますが「同じガラスボタンがこんなふうに加工されるのか!」とか「これって、当時〇〇Kč だったのか!」みたいな発見もあり、面白いです。
中には、台紙と一緒に「工場のメモ」のようなものまでくっついていることもあり、本当に興味深い!
この台紙付きガラスボタンは、あくまで「サンプル表」になるので市販で販売されていることはないそうです。チェコのフリーマーケットなどで見かけることがあるとのこと。
こちらの台紙は、「NEDEKOR(装飾なし)」「DEKOR(装飾)」と書かれていると思います。ベースとなる白と黒のガラスボタンに対し、8種類の装飾が可能というサンプルなのでしょう。
当時、どれくらいのロット数で発注していたのかなー。そういった昔話を、現地で聞いてみたいです・・・!
台紙付きのチェコガラスボタンをいくつか紹介するよ!
Bílá(白)、Zelená(緑)に対して色々な加工を施せるようです。
調べてみたら、この緑色のガラスボタンは「ウランガラス」を使用していまして、UVライトなどで照らすと蛍光緑色に光ります!
私からすると「ウランガラスを使用している」というのも1つの特徴になるのかと思っていましたが、あくまでこの緑色を出すための材料に過ぎないということなのかなぁ。
ウランガラスを使ったビーズやボタンについては、下記の記事もどうぞ!
メモには「これはサンプルで・・・・・・・・・・・・・」的なことが書いてあるようです。筆記体のようで、翻訳がなかなか難しい。
まとめ
「台紙付き加工サンプルって使い道あるの?」という方には全く刺さらない記事になってしまいましたが、珍しさもありコレクションとして興味がある方が読んでくれていたら嬉しいなと思います。
工場や工房の加工サンプルなので、商品として市販に出まわっていることはないと思いますので、国内のセレクトショップやチェコのフリーマーケットなどで見つけたら買いかもしれません・・・!