東京・泉岳寺駅近くにオープンしたチェコ料理とチェコビールを楽しめるお店「ピルニーピヤークトーキョー(Pilný Piják Tokyo)」へ。
チェコ料理といえば、代々木上原のWHY BEER? やセドミクラースキー、だあしゑんか(四谷三丁目)、ブルヴァールトーキョー(三越前)など提供しているお店は数えるほどしかありませんので、チェコファンには嬉しい新店舗ですね!
さらに、ピルニーピヤークトーキョーでは「ピルスナーウルケル」「コゼルダーク」の樽生チェコビール2銘柄を軸に展開中。他店では味わうことのできない1杯を味わえることでしょう。
また、注目すべきはビールだけでなく料理!今回12種類ほど食べてみたのですが、どの料理も美味しくて全種類食べて欲しいくらい。
優しい味わいから、チェコの独特なスパイス使いなど料理の幅にも驚かされましたよ。
他では飲めない「樽生ピルスナーウルケル」と「樽生コゼルダーク」だけでも武器だと思いますが、まさか料理もここまで美味しいとはなぁ・・・。
注目です!
目次
泉岳寺駅から徒歩3分
お店は、泉岳寺駅A2出口より徒歩3分、高輪ゲートウェイ駅より徒歩10分ほど。マンションの1階にあり、道を歩いていると急にお店が登場する感じですが、迷うことはなさそうです。
住宅が近いので、近隣の方はもちろんお店にも迷惑がかからないように、外では騒がないようにしましょう!
店内は、立ち飲みで気軽にビールを楽しめるスペースと、座ってゆっくりと料理も楽しむことができるテーブル席に分かれていました。
料理の種類がかなりあるので、食事メインでもかなり楽しめると思いますよ!後半でご紹介しますが、どの料理もとっても美味しかったです。
また、ビールだけではなくチェコワインやチェコに因んだカクテルなども展開していますので、美味しいディナーを堪能してください!
ピルニーピヤークのビール
2022年12月現在、樽生ビールは「ピルスナーウルケル」「コゼルダーク」「KOBO Brewery FO(U)R CZECH」の3種類。
コースターは、注文するビールに合わせて毎回変えてくれるというこだわりにもびっくり!
ピルスナーウルケル
「このビールを美味しく提供するためにお店を始めた」という、お店の代名詞となるビール。
1842年チェコ・プルゼニュで生まれた世界初の金色のラガービール!日本の一般的なビールの注ぎ方と違い、泡の下にビールを注ぐ「ハラディンカ」が定番の注ぎ方になります。
飲みやすさと、旨みと苦味とコクのバランスをぜひ体験してみてくださいね。
ピルスナーウルケルを飲むようになってから、本当にビール好きになったんですよねぇ。
肉・魚・チーズ・etc…、幅広い料理との相性がよいだけでなく、ビール単体でも満足度のある魅力的な1杯をどうぞ!
コゼルダーク
日本でもコアなファンが多い「コゼルダーク」。都内ではゲストビールとして年に1〜2回ほど提供しているお店はありましたが、常設で用意してあるのはピルニーピヤークだけではないでしょうか。
軽さと飲みやすさのある黒ビールで、アルコール度数はピルスナーウルケルよりも低い3.8%。
このアルコール度数で、こんなに美味しいビールができるのか・・・というのが正直な感想です!
黒ビールだと料理を選びそうなものですが、こちらも幅広い料理との相性が良いですね。
個人的には、肉料理・オヴォツネークネドリーキとも相性が良かったように感じます。
アルコール度数10%越えのパンチの効いたどっしり系黒ビールではないので、1杯目から最後までコゼルダークでも問題ないくらい飲みやすいです。
ピルニーピヤークの料理12品
限定メニューを含む12品を食べてみましたので、全てご紹介したいと思います!
前菜
まずは、前菜から。
コゼルダークを使った「洋風おでん(上段左)」。これを食べて、絶対に他の料理も美味しいと確信しました!きのこのソースと相性抜群。
スパイスとニンニクを効かせたカマンベールのオイル漬け「ナクラーダニーヘルメリーン(上段右)」。トロッとした食感と濃厚な味わいが絶品!
チェコの定番おつまみの1つであるソーセージの酢漬け「ウトペネツ」と、タコをレモンマリネにした「タコペネツ」は、さっぱりとしていて前菜にピッタリ!
スマジェニークヴィエターク
衣にビールを使った「カリフラワーのフリット」。
食材自体は珍しくないですが、日本ではカリフラワーをフリットやフライにして食べることはあまりないと思います!
ビールとの相性抜群!フワッと口に広がるカリフラワー感が良いですね。
コニェスキータタラーク(トピンキ付き)
チェコの定番料理の1つ「タタラーク」。
ピルニーピヤークでは馬肉を使っており、しっかりとした肉感を感じるタタラークに仕上がっていました。
生ニンニクをたっぷりとトピンキにすり込み、一緒に食べてみてください。お肉好きにはたまらない1品です。
佐久鯉のフライ(限定メニュー)
チェコのクリスマスの定番料理「鯉のフライ」。
日本では「鯉=臭みがあって食べにくい」という印象が強いですが、臭みはなく身もしっかりしていてとっても美味しかったです!
ちなみに、常設メニューには「鱒(ます)」を使った料理が入っています。
信州サーモンのレアソテー(西京味噌とディルのソース)
今回の料理で一番驚いた「信州サーモンのレアソテー」。
チェコでもよく食べられているというサーモンを半生にソテーし、西京味噌とディルを使ったソースでいただきます。
チェコ料理とディルはイメージがつきやすかったのですが、まさかの西京味噌。
この組み合わせ、新しい!
美味しかったなぁ。
牛ほほ肉のグラーシュ
肉とスパイスと野菜の旨味がギュッと詰まった「牛ほほ肉のグラーシュ」。
グラーシュは、チェコでもエリアやお店によって味や食感が変わるくらい個性が出る料理。
このお店のグラーシュは、濃厚スープという感じでしょうか。付け合わせのクネドリーキと相性抜群ですね!
付け合わせは選べまして、今回は「ブランボロヴェークネドリーキ(※)」を選んでみました!
※じゃがいもと小麦粉と卵を混ぜ合わせた生地を蒸した料理
チェコのデザート
まずは、チェコの定番お菓子「オヴォツネークネドリーキ」。
ヨーグルトとカッテージチーズを使った生地で季節のフルーツを包んだクネドリーキです。
見た目以上に食べ応えがありますので、デザートも食べたい方は少し料理をセーブしておくと良いかも。
クリスマスデザート「ヴァーノチュカ」。
生地がしっかりしていて、これも食べ応えがありましたね。
ちなみに、気になっていた「本日のケーキ(濃厚チョコレートチーズケーキ)」は売り切れでした・・・!
美味しいチェコ料理とビールを!
ビールも料理も想像を超えてきたピルニーピヤーク。
チェコが好きな方、ビール好きな方はもちろん、美味しいディナーを楽しみたい方にもおすすめしたいお店でした!
ぜひ、美味しいビールと料理を楽しんでください。